教則本その2

この記事にて、日本国内での教則本、教則ビデオの少なさ(ていうか、無さ)を嘆いたわけですが、教則本情報に大きな進展がありました。

2014年の秋ごろからebay(正確にはその日本語サイト「セカイモン」というところ)でアコーディオンのカテゴリを眺めるのが楽しみになっていて、勢いでガルモーニを落札してしまったりという想定外のこともあったのですが、出品されている品物の中に、3列ダイアトニックの教則本も何種類かあったのですね。

詳細を見てみると、ほとんどがスペイン語。

まあ、この楽器が弾かれている文化圏を考えたらやむなし。

何冊か眺めているうちにふと、

「書籍ならばAmazonで買えるんじゃないだろうか?」

と思いつき、タイトルをコピーして検索してみたら、出てきました~。

 

Quiero tocar el acordeon

 

スペイン語というのが不安材料だったけど、1冊2000円前後だし、試しに購入。

届くまで1カ月くらいかかったかなー。

Vol3まであるらしいシリーズの、その1巻目。表紙は憧れのGABBANELLI様だ!


案の定言葉はまったく読めないけど、譜面とイラストで言わんとしていることはわかる。



ボタンの位置や楽器の持ち方など、ホントに初歩の初歩から始まり、楽譜の読み方も同時に学びながら進めていくタイプ。見開き単位でワンレッスンになっていて、4小節から8小節くらいの練習曲が3つくらい載っている。


で、ここで初めて3列ダイアトニックのタブ譜というものを見て、あまりの画期的さに感動した。

下の段にある、3本の線からなるものが3列ダイアのタブ譜。

1本1本が各ボタンの列を表し、数字は上から何番目のボタンを押すか、という意味。

蛇腹のIN-OUTについては、数字の下に○がついていればIN、なければOUTです。

わ、わかりやすい!


練習曲を素直にコツコツやっていたら、1冊終わるころにはあんなにわけがわかんなかったボタン配列がいつの間にかスッキリ。

そして、譜面を読んで演奏できるようになり、目コピのストレスは軽減されました。

今思うと、やっぱたいへんだったよ、あれは。

 

基本はラテン演奏のための本なので、巻末にクンビアやノルテーニョなどでよく使うリズム伴奏パターンがいろいろと載ってます。

それと、CD付きなので、楽譜が苦手な人でも音階を確認しながら練習できます。(ただ、CDの収録音はなぜかアコーディオンの音ではないの。不思議。)