Саратовская(サラトフスカヤ)

(出典:http://russian-garmon.ru/)

サラトフスカヤガルモーニ・・・サラトフ式ガルモーニ。

右手10~12ボタン、左手ベース2つボタン。ダイアトニック。左手側にベルが付いており、鳴らしながら演奏するのが特徴。

音はアメリカのケイジャンアコーディオンにとても似ている。

名前の通りボルガ流域の街、サラトフを発祥とするのだと思われるが、私の見た範囲では、ロシアでも北欧に近いあたりと、タタルスタンでよく使われているように感じる。

 

 

そしてボタン1列のダイアトニックだと必然的にべローイングがせかせかした感じになってしまうのだが、それがこの楽器の可愛らしさでもあると思う。

しかしこんなに単純な楽器なのに、ものすごく上手いヒトってのがいるわけで、おもしろいね。

面白い楽器なので触ってみたくて、ときどきオークションに出ているので何度か入札したが、意外とライバルが多くて負け続き・・・。

愛好家がいるらしいです。

※その後、無事、ゲットしました

 

サラトフ式ガルモーニについてのドキュメンタリー。15分弱。

工房の様子やサラトフの民俗資料館のようなところの映像など。

ちなみに最後の頃の子供たちのアンサンブルにブーツ型の子亀ちゃんが出てくる。