Русский тембр(?)
(出典:http://mosoblfil.ru/kollektivy/band/6.html)
Русский тембр(?)と書いたのは、楽器の名称がわからないからである。
「Русский тембр」(「ロシアの声」の意味)は下の動画の楽団の名前で、とりあえず彼らが使っている楽器ということで・・・。
5名のバンドメンバーのうち、4名がこの奇妙な楽器を弾いている。
バヤンの一種と思われるが、非常に変わっている。
どう変わっているかは、動画を見てほしい。
このページの下の方にメンバー紹介と担当楽器が載っているが、「オーボエバヤン」「クラリネットバヤン」「チューババヤン」等と書いてあるので、それぞれの楽器の音が出るように作られた、アンサンブル用の特殊楽器なのだろう。
確かに、音色だけ聴いていると管楽器の音にしか聞こえない。
言うなれば「アンサンブル用バヤン」ってことでいいのかな?
左手のボタンは無くして、右だけパート用の音に特化して開発したものと思われる。日本にも合奏用アコーディオンがあるが、発想は同じかと。
バヤンも含め、アコーディオンの弱点として、複数台で演奏すると音が濁る点がある。濁るというか、なんとなく音が中低域で固まってゴチャゴチャしてしまう傾向があるのだけど、楽器のシステムでそこが解消されて、とてもクリアで軽やか。音の役割分担もはっきりわかる。
まあ、この人たちは、そもそもかなり腕もいいのだが。
ということでもう一曲くらい貼っておこう。
しかし、上の動画以外はなんだか、アマチュアっぽい撮影のものしかないんだよね・・・。
やたらカメラ動いてるし、無意味なアップの多用するし、そのとき弾いてない人を撮ってたり。知り合いとかに頼んで撮ってもらったのかも。
でも演奏は素晴らしいです。これぞアンサンブル!
ちなみにこの楽団「Русский тембр」であるが、探したらロシア版フェイスブック「フコンタクチェ」の中にページがあった。
現在も活動中のようです。