（出典：http://russian-garmon.ru/）

タタルスカヤガルモーニ・・・タタール式ガルモーニというべきか。

その名の通り、タタルスタン共和国で弾かれている楽器。

タタール人というのはいわゆる「韃靼人」ですかね。

右手側がボタンではなく、鍵盤？というか細い板状のものである。左はボタンが12個。

音階を弾いてくれている映像。

押し弾き異音ではないことがわかる。

でもドレミファソラシ・・・シの音がヘンだ？？？

こういう音階なのね、タタール民謡は。

下はタタールのプロ奏者の演奏映像。

この動画の1:40くらいから演奏しているのがこの楽器。

ここで演奏されているタタール民謡。

ロシア民謡には違いないのだけど、一般的なロシア民謡のイメージとはだいぶ違って旋律がとても東洋的。日本の民謡に通じる響きもあるし、中国風でもある。

それをロシア人が弾いているというのが何とも不思議で味わい深い。

もうひとつ、同じ奏者で、これは二段式のТатарская。

・・・と思ったけど、左手側のボタンを見るに、鍵盤式のХромкаとも言えそうだな・・・。

けっこう、こういった折衷型みたいなのがあるのも、ガルモーニのおもしろいところ。