AJ Castillo
私にTex-Mexアコーディオンの購入を決断させたのがこの人。
楽器の存在は知ったものの、どうなんだろう?やっぱり普通のアコーディオンに比べると、見劣り、いや弾き劣りするにんじゃないか・・・逡巡しながらいろいろ調べていた時に、下の動画を発見して、目を見張った。
おーっ、けっこうすごい!これは思ったより楽器としての性能は高いのではないか?!
ということで、購入に至ったわけなのだが、そのときはこの人がプロの演奏家かどうかは知らなかった。
だって、家の中の映像だし、なんか普段着だし。
しかし、この青年、AJ Castilloは実はテハーノの人気スターだったのですね。
楽器は基本的にホーナーのCoronaⅡ。
何台も持っているが、カラーリングが大胆でとにかくスゴイ。
下の動画の中に出てくるものだけでもスゴイけど、他にもスワロフスキーで埋め尽くしたものや、ルイ・ヴィトンのその年の新作のデザインを模したペイントを施したものなど、さまざま。そのアコーディオンコレクションはオフィシャルサイトのこのページで見られます。キーまで書いてあるのがおもしろい。
そんなハデハデ楽器に、刺青、筋肉、胸板、サングラス、そして周りで踊る大勢のラテン美女たち。日本での「アコーディオン」のイメージに当てはまる要素が何ひとつ無いことに、ただただ驚いた。なんなんだ!???
まあ。実はそういうのはこの人に限ったことではなく、テハーノミュージックのわりと一般的なビジュアルのイメージなのだということをその後知っていくことなるのだけど、最初はとにかく口があんぐり状態だった。
オフィシャルサイトその他諸々の情報によれば、AJカスティーロはテキサス州1986年オースティン生まれ、サンアントニオのテキサス大学卒。おじいさんがアコーディオン奏者だったそうで、9歳くらいからアコーディオンを始め、13歳からプロとして活動しているとのこと。
生まれも育ちもキャリアも、まさにテハーノ・オブ・テハーノ!
演奏の安定感がハンパないのもナットク
ワンショルダーストラップなのもかっこいい。
歌ものを演るときはボーカルを弟のセルジオ・カスティーロがつとめることが多い。
兄が弾いて、弟が歌う。言わば、チャラン・ポ・ランタン編成。
セルジオ君、サラサラの髪と甘い声。マッチョな兄とはだいぶイメージが違う。