Ambiance Accordéon
ロシアのポップミュージックだったりテハーノだったり、と私が好きなアコーディオン音楽というのは、日本のアコーディオン好きの主流と少しズレているようなのだが、これはいわゆるパリの香り漂う「アコーディオンらしいアコーディオン」を聴ける番組。
メインストリームのアコーディオンファンもきっと満足!
フランスの番組なので、それはもう、ミュゼット成分たっぷり。
ベタベタの演歌を「ど演歌」というならば、「どミュゼット」ががっつり聴けます。
「Ambiance」が雰囲気とか空気という意味なので、「アコーディオンの雰囲気」ってな意味のタイトルでしょうか。
番組の公式サイト
案の定フランス語で、またまた一言もわからん!
つくづく、アコーディオン関係の情報って、英語少ないなあ。
(日本語はさらにそれ以下だけど。)
EmissionTVというところが放送しているらしい。
もしかしたらOnlineTVみたいなネットテレビなのかな。
Youtubeにチャンネルがあり、動画がフルでアップされるので、ぜんぶ見られます。
émissions ambiance accordeonのyoutubeチャンネル
スタジオにはMCが二人。男性MCはGilles Bagur。女性MCのSandrine Tarayreがアコーディオニストで、ときどき番組内で演奏を披露することも。
バックバンドとしてドラムとキーボード、必要に応じてベース等のメンバーが控えていて、ステージらしい照明もあるが、全体にシンプル。まあ、ロシアの「Играй, баян!」を見慣れている身からすると、それでもかなり豪華に見えるけど。
出演者インタビューと演奏とで約30分の番組。
これが第一回放送分の動画らしい。
アップされたのが2013年6月なので、わりと新しい番組。
何本か見ていくとわかるが、アコーディオンがほとんどボタン式。
それもけっこうハデハデなのが多い。
ホーナーのフレデリック・デシャンモデルも多いが、メンギーニ、キャバニョロ、ピエールマリアなどなど。アコーディオンの「工芸品としての魅力」も堪能できる。
(個人的にはBayanmixの使っているキャバニョロの電飾アコーディオン「Sunyaykin」またはそれに近いモデルを使っている人が意外に多いのにビックリした。さすがに電飾は光らせてないけど・・・。)
単純にハデなのではなく、楽器をアクセサリーのようにコーディネートしてるというか、逆に楽器ありきで服を選んでるみたいなところも、そこはかとなく感じられるのが楽しい。
番組の女性MC、Sandrine Tarayreは、映画「アメリ」の主人公の女の子が年をとった感じで、それなりの年齢だと思うのだが黒髪でどことなく少女っぽいので服の着方やアクセサリーの合わせ方等、日本人にも参考になりそう。
さて、てっとり早く演奏だけ聴きたい方には、演奏シーンばかり集めたダイジェストがあります。フランス語がわからないワタクシには、この方がより「アコーディオンの雰囲気」に浸れる。
とりあえず、No1だけ貼ってみました。↓
ところでこの番組、軽快なテーマソングが印象的。
冒頭でちょっと流れるほか、エンディングでフルで流れる。
一度聴くと覚えてしまい、ふと気が付くと頭の中でループしてしまいそうな、つい鼻歌で出てしまいそうな曲。
そんなテーマソングですが、番組公式サイトで楽譜がPDFで公開されています。