この文章を書いたのは2014年なのですが、このサイト、現在は運用停止しているみたいです。

残念だなあー。(2015.5.24)

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Deschamps CHANNEL

昨年、セルゲイの活動拠点であるロシアのサマラ州でアコーディオンの世界コンクール「Trophée Mondial」の2013年度大会が開催され、ネットで生中継されるというので、そのことについてネットで調べているうちに、いつの間にか迷い込んだサイト。

 

「Deschamps channel - Accordion Web Tv」

http://www.livestream.com/deschampschannel

 

生中継以前に、名だたる世界のアコーディオンコンクールや国際的イベントの動画アーカイブが山ほど!

なんなんだ、このサイトはあ!??

とにかく見ても見ても追いつかないほど、世界中のコンクールやイベントの動画がある!

おおおお!時間がいくらあっても足りない!

 

(あとでいろいろ見てみたら、こちらが本サイトで、上のサイトはアーカイブ置き場みたいでした。↓)

http://www.deschampschannel.com/

 

なんとそこは、アコーディオンのことだけ放送する、アコーディオン専門のWebTVだったのである。

以下がYoutubeにあったプロモーション映像。

しかし、コンクールやコンサートの会場で、公開を前提に撮影をするなんて、一般の人にはおいそれとはできないよね?

このチャンネルを運営しているのはどんな人なのか?

それは、アコーディオンのワールドカップ「Coupe Mondiale 」を主催しているCIA(Confédération Internationale des Accordéonistes)・・・まあ、アコーディオンのIOCみたいな団体ですかね・・・世界アコーディオン連盟の「Chairman of Music Committee」という肩書の人なのであった。(Google翻訳では「音楽委員長」って出たけど、この訳で合ってるんだろうか?)

さらにもう一つの世界コンクール「Trophée Mondial」を主催しているCMA(Confédération Mondiale de l’Accordéon)の代表者でもある。

その名はフレデリック・デシャン。フランス人。

40代前半くらいなのかなあ・・・予想外に、若くてオシャレなお兄様。

ホーナーの商品開発にも関わっていて、Funという強烈なシリーズは彼のデザインだそうだ。まあ・・・見てみてほしい。

 

ホーナーFunシリーズ

 

自身もこれらのコンクールでの受賞歴を持つアコーディオンの指導者であり、コンクール受賞者をたくさん育てているが、彼の教え子は皆このFunシリーズを弾いているのですぐわかる。

とにかく革新的でユニーク、アグレッシブでやり手のようなので、今後のアコーディオンカルチャーの中でもウォッチするべき人間のひとりなのではないかと思うのだが、その人となりについては別稿であらためて書くことにして、ここでは「Deschamps CHANNEL」としての取り組みを。

 

なんといっても「ワールドアコーディオンデイ」

昨年のプロモ映像。

毎年5月に行われるアコーディオンオンリーの24時間放送イベント。

時差を追いかけながら、その時間帯に起きている国の人と、どんどんスカイプでつないで話をしながら、合間合間にライブを入れたり、ビデオを挟んだりしながら進行していく。

たぶん出てくるのはCIAの加盟国の人たちだけなんだろうけど、ビデオ映像は日本のcobaさんや御喜美江さんのも紹介されていた。

本編動画はすべてこちらにありますが、当然だけどぜんぶ見たら24時間かかるからね!

 

World Accordion Day 2013

 

このスタジオになっている場所だが、後々、デシャン先生のFacebookのフォトアルバムを発見して見ていたときに、「フレッドの牧場」というタイトルのアルバムがあってだな・・・どうやら彼の所有する(?)牧場の中の家の一室であることが判明。

ぼ、牧場、持ってるッスか、センセー!?

たしかに、そういえばWorldAcordionDayの中継中に、やたら鶏の鳴き声が聞こえていた・・・。

さらに猫も犬も飼っていて、何匹かスタジオとしている部屋の中を自由に動き回っている。突然猫が画面を横切る、出演者の隣で寝る等あり。しかし、誰も意に介しない。(TV東京「週刊ニュース新書」のまーご状態)

馬も所有しているらしく、「フレッドの趣味」というフォトアルバムには馬に乗って華麗に障害物をジャンプするデシャン先生のお姿も。

世界的なアコーディオンの指導者で、なおかつ牧場主で、馬術も巧みで、暖炉付きのリビングのある家を持ってて。なんというか、もう・・・こういう、一条ゆかりの描く少女マンガにでてきそうな人って、ホントにいるんですね・・・。

 

ちなみに手前のソファでPC操作しているメガネの青年はニュージーランドのアコ奏者、グレイソン・メイスフィールド。デシャン先生の弟子であり、コンクールの常連受賞者でもある。彼もかなり面白いのでまた機会をあらためて書きたい。

このWorldAccordiondayでは、最初は元気だけど徐々に眠そうになってくるグレイソンもまた見どころ。

 

で!

今年のWorldAccordiondayですが、5月の6日~7日ですってよ!

まだ詳細でてないけれど、今年は頑張って見ちゃおうかな!

しかしこういうの発見するたびに、英語ができないのが本当にクヤシイ。

(下の画像から公式サイトに飛べます。↓)